いろ電話研究所の研究日誌

050IP電話4大基盤の使い方

2022-05-20 17:33

2022年5月現在、日本で 050 IP電話を提供する事業者(ITSP)は、大手4大系とその他になっている。

2002年4月に、Yahoo!BB が 050番号を使った VoIPサービス、BBフォンの提供を開始したのを皮切りに、各社が参入してきて一時期は乱立する状況が続いたが、0AB~J番号での VoIPサービスも一般的となってきて割高感のある 050 IP電話サービスはユーザ獲得が難しくなり、初期に導入した設備の老朽化に伴う設備更新費を捻出できずに撤退という事業者も少なくない。

現在もサービス提供を続けている 4大ITSP

合併なども含めて現在もサービスを提供しているのは、SoftBank系KDDI系NTT Communications系(以下 NTT Com系)、楽天FUSION系だけとなった。中堅の事業者については最後に少し触れておく。

4大ITSP は自社サービスとして提供するだけでなく、提携先の ISP各社へ OEM という形でもアカウントを払い出しており、同じ基盤を利用するユーザ同士であれば基本的に通話料は無料になる。

その理由はユーザの使う電話機(アナログ電話機が接続された VoIPアダプタ)から通話先のユーザまでのすべての経路が同じ規格で統一されているなどで運用コストが抑えられているためだ。

異なる基盤にまたがって通話する場合は、基盤間で使っている規格が違うため、経路にメディアゲートウェイなどの装置を設置する必要があり、その運用に掛かるコストを通話料という形でユーザに転嫁している。これは IP電話基盤から、NTT の加入電話やひかり電話へ接続する場合も同様だ。(接続先の事業者に対して接続料を支払い、ユーザからは通話料として徴収する)

例外的にライバル事業者の IP電話事業を買収して自社陣営に組み込んだ場合、当然、規格の違う基盤同士を接続する必要があるがここに掛かるコストはユーザ獲得のための必要経費ということでユーザには転嫁せず、事業者側で負担することで通話料無料を実現している。(自社で運用する設備に対するコストのため、他社への接続料と比べれば抑えられている)

また、事業者や基盤は異なるものの、相互のユーザに対するサービスと割り切ってお互いに接続料を負担せずに接続する、無料提携という形もあり、ユーザからはどの形で無料になっているかはあまり意識する必要はない。

各社間の通話料

SoftBank系、NTT com系、NTTぷららは他社への通話を無料としない一方、KDDI系は相互提携先ではない SoftBank系や楽天FUSION系を無料としている。オプテージは KDDI系を含め、無料で通話できる先を多く用意している。

SoftBank系

SoftBank系はどちらかというと他社との提携は消極的で、自社、もしくはグループ会社のみで囲い込んでいる。理由は不明だが、黎明期からサービスを提供してユーザを獲得してきたのでそもそも自社のユーザが多い、2022年現在主流となっている SIP を使った基盤と違い、SIP普及前にシステムを構築したため、一部ユーザで MGCP などの他社と異なる技術を使っている可能性もあり、他社基盤との接続にコストが掛かるから、といったことが考えられる。

SoftBank自社の 050サービスの名称は BBフォン で、一時期は法人向け(法人向けBBフォン)や ISPフリーのアカウントの払い出し(BBコミュニケーター)なども行っていたが、これらの派生型サービスは順次サービス終了して現在は個人向けの BBフォンのみ、提供している状況だ。ほぼ同じ仕組みで 0AB~J番号を使うホワイト光電話から BBフォンに通話する場合、逆に BBフォンからホワイト光電話に通話する場合も通話料は無料になる。

BBフォンやホワイト光電話を利用するには、光BBユニットという専用の VoIPゲートウェイを SoftBank からレンタルする必要がありで、光BBユニットに搭載された FXSポートをアナログ電話機に接続する。PBX に収容する場合はアナログインターフェイス経由となる。IP-PBX に IP で直収することはできない。

BBフォンで払い出される電話番号は、050-1000-xxxx ~ 050-1812-xxxx となる。単純に計算するだけで 800万番号以上を確保している。

SoftBank が買収した日本テレコム(後のソフトバンクテレコム、現ソフトバンク)のサービスだった ODN IPフォンを現在もサービスとして提供しており、2022年5月現在も新規加入が可能だ。

ODN IPフォンは、会社としては SoftBank が提供しているが、元は日本テレコム系のサービスとして設計されたものなので、BBフォンとは仕様が異なる。ODN IPフォンでは標準的な仕様の SIPアカウントが払い出されるので、SIP が使えるクライアントであれば、VoIPゲートウェイを使用する必要はない。SIPサーバの例としては、blu.odn.ne.jp などが使われる。非公式ではあるが、ISPフリーで使えるので、SoftBank系で IP-PBX に IP直収が必要な場合などはこちらのアカウントを取得するという手もある。

他社への外販(OEM提供)はあまり積極的ではないが、例外的に長野県の電算の avisフォン は ODN IPフォンの基盤を使っていた。こちらは 2020年4月1日で新規加入が終了。余談だが同じ長野県の長野県協同電算(JA系ISP)の JANISフォンは NTT Com系の基盤で提供している。

ODN IPフォンで払い出される電話番号は 050-2000-xxxx ~ 050-2036-xxxx となる。単純に計算するだけで 35万番号以上を確保している。

KDDI系

KDDI系IP電話サービスは、SoftBank と違って他社との提携に積極的でサービス自体も KDDI から提供されるというより、提携各社から OEMサービスの形で提供されているユーザが多い印象がある。中堅ITSP と言える、電力系(関西電力系のオプテージ、eo光、中部電力系の ctc、コミュファ光など)とも提携しているので基盤自体は異なるものの、これら電力系もほぼ KDDI系と考えてよい。これらは KDDI が事業を買収した旧パワードコムの構築した基盤を使用している。

KDDI の回線を利用する個人向けとしては 0AB~J VoIPサービスである、auひかり電話を契約したユーザに対して、050番号を追加するという形でしか契約ができないので、050番号を利用したいというだけのユーザは利用が難しい。

NTT東西の提供する回線であるフレッツ光で使う個人向けの ISPサービス(旧DION、現au one net)を利用する個人向けとしては、KDDI-IPフォンというサービスで提供しており、2022年5月現在も新規加入が可能だ。同名の法人向けサービスはサービス提供を終了している。内部的には SIPサーバを使った SIPアカウントを払い出しているが、指定の VoIPゲートウェイへ設定を直接書き込む方式のため、SIP情報を取得するにはコツが必要となる。非公式な使い方ではあるが、SIP情報さえ取得できてしまえば、IP-PBX に IP直収することができる。

KDDI系IP電話で払い出される電話番号は途中で番号が飛んでいるものの概ね 050-3000-xxxx ~ 050-3207-xxxx で、約200万番号以上を確保している。

ISP各社に OEM提供されていた KDDI-IPフォンのサービス(BIGLOBEフォン(KD)、@niftyフォン-K、など)は 2016年6月30日をもってサービスを終了しており、既存ユーザも含めてすでに利用できない。

KDDI系IP電話から SoftBank系、楽天FUSION系、オプテージ(eo光、LaLa Call)、ctc(コミュファ光)、STNet、エネルギア・コミュニケーションズ、アイテック阪急阪神、など大手3社ITSP 宛も含め、ほぼ全事業者宛の通話料が無料になる。反対向きの例えばコミュファ光から KDDI に掛ける場合は無料にならないので、これは提携先の相互接続というより、よく使われる大手の 050番号宛は相手の基盤を考えなくても無料にしてしまうことでユーザの利便性を確保するという目論見と考えられる。(接続先に支払う接続料を、KDDI が負担していると考えられる)

フレッツ光回線で au one net を使用しており、SIP情報の抜き取りの必要がある、という制約がある反面、通話料の点では有利なので 1回線だけ持っておくなら KDDI系IP電話がオススメと言える。

NTT Com系

NTT Com系は大手4社の中でも積極的に 050 IP電話を売り出している反面、他社との接続には消極的で、基本的に自社ユーザ間での利用で囲い込みしようとする方向性だ。ただし、他社ISP へサービスの卸売りは 2022年5月現在も行っているため、NTT Com系と意識せずに NTT Com系IP電話を使用しているユーザも少なくないと思われる。例えば、 OCN や IIJ のMVNE回線の卸売りを使用している MVNO販売事業者のイオンモバイルは、付随サービスとして定額通話付きの 050 IP電話をサービスとして提供しているが、これは NTT Com の卸売りサービス(050 SDK)を使ったものなので、イオンモバイルを使っているユーザは NTT Com系IP電話のユーザになっているとも言える。

SoftBank や KDDI が回線契約との紐づけを必須として 050 IP電話サービスを単品で売り出していないのと異なり、NTT Com は 050 IP電話だけを単体のサービスとして契約することができる。例えば、スマホアプリで使う前提のサービスであるが、050 plus を契約すると内部的には SIPアカウントが払い出されており、SIP情報を取得してしまえば IP-PBX に IP直収できる。OCNドットフォン300 なども内部的には同じ基盤を使っているので、NTT Com系の回線を契約していないユーザは 050 plus を、OCN などの回線を使っていれば OCNドットフォン300 を契約することで NTT Com系IP電話を使うことができる。(050 plus では月額基本料以外に通話料がそのまま請求されるが、OCNドットフォン300 の場合は、330円(税込)の月額基本料を払えば毎月385円(税込)相当の無料通話分が付いているので、通話を使うユーザは OCNドットフォン300 のほうが安く使える)

0AB~J VoIP やひかり電話など、高品質系VoIPサービスで一般的に使われているコーデック、ITU-T G.711μ が無効とされており、低ビットレート用コーデックの ITU-T G.729a のみが使用できる。音声だけであれば少し遅延を感じるものの通話に障がない程度の品質は確保される(AMラジオ並の音質)が、T.30 ファックスをみなし音声通信する(80kbps程度の帯域を必要とする)などといった使い方はできないため、ファックスを使用している一般家庭の固定電話回線の置き換えとしては適さない。

他社との提携に消極的なのも、この独自方針のコーデックが理由と考えられる。クライアント~SIPゲートウェイ間を NTT Com では ITU-T G.729a で、他社では ITU-T G.711μで通話しているため、接続するにあたっては経路にメディアゲートウェイを設置する必要があり、その運用コストを考えると通話料無料での提供は得策ではないという判断と思われる。(接続料を負担してでもユーザに通話料無料で提供している KDDI と考え方が逆)

NTT Com系IP電話で払い出される電話番号は 050-3300-xxxx ~ 050-3862-xxx050-3900-xxxx050-8600-xxxx ~ 050-8601-xxxx となっている。単純に計算するだけで 560万番号以上を確保している。

このうち、050-8600/8601-xxxx はかつての提携先であるアットネットホームが使用していた番号帯で、NTT Com が継承したものの新規ユーザには払い出していないものと思われる。

楽天FUSION系

かつて積極的に 050 IP電話サービスを提供していた東京電力系パワードコムがフュージョン・コミュニケーションズを買収、電話系サービスをフュージョンに移管、フュージョンが楽天グループに買収されて楽天コミュニケーションズとなり、楽天モバイルのサービスとなった楽天FUSION系は、他社ISP 向けの OEM がメインで自社でのサービスはほぼ行っていない。OEM とは少し異なるが、地域電力系の提供する IP電話基盤は、概ね楽天FUSION系を使用している。

楽天グループは、法人向けにフレッツ光コラボの楽天ひかりや、ISPサービスの楽天ブロードバンドプレミアムといったサービスを提供しているが、オプションサービスとしても 050 IP電話のサービスを提供していない。

個人向けのサービス、フレッツ光コラボの Rakuten光でもオプションサービスとしての 050 IP電話のサービスを提供していない。

よって、いまから新しく楽天FUSION系IP電話を使いたいという場合は、OEM提供先の ISP で契約するしかない。例えば、DCNインターネットなら、ダイヤルアップ接続のアカウントになるが、月額495円(税込)を契約してオプションで DCN iP-Phone Fusionプランが月額399円(税込)で使えるので約900円/月の利用料でアカウントを取得できる。SIPアカウントが払い出されるので、ISPフリーで IP-PBX から IP直収できる。複数のアカウントの取得も可能なので、何個も番号/回線を必要とする場合は割安に使える。

かつては主に個人向けに基本料無料の SMARTalk というサービスを提供していたが、新規ユーザの登録をずっと停止しており、今後も再開の見込みが無い。既存ユーザに対してはそのままサービスの提供を継続している。

楽天FUSION系IP電話で払い出される電話番号は途中で抜けがあるが概ね 050-5200-xxxx ~ 050-5539-xxxx050-5570-xxxx ~ 050-5899-xxx050-8000-xxxx ~ 050-8038-xxxx(旧DTIフォン、ケーブルフォン) となっている。単純に計算するだけで 730万番号以上を確保している。

大手3社ITSP とは提携していないが、電力系各社、TOHKnet、コミュファ、オプテージ(eo光、LaLa Call)、STNet、エネルギア・コミュニケーションズ、QTnet 宛の通話料が無料になる。

NTTぷらら系

独立系中堅ITSP の老舗の一社が NTTぷららで、ぷららフォン for フレッツというサービス名で 050 IP電話サービスを提供している。契約は、ISP契約と紐づいているので回線契約が必要だが、SIPアカウントが払い出されるので IP-PBX に IP直収が可能。かつてのフリービットが提供していた IP電話サービス基盤を引き継いだもので、2022年5月現在も新規加入が可能。基盤としてはアルテリア・ネットワークス(旧VECTANT、UCOM)が構築したものを使っている。(ただし、現在アルテリアが提供している VECTANTOフォンなどは楽天FUSION系の OEM サービスのため基盤が異なる)

NTTぷらら系IP電話で払い出される電話番号は 050-7300-xxxx ~ 050-7303-xxx050-7500-xxxx ~ 050-7625-xxxx となっている。単純に計算するだけで 130万番号以上を確保している。

グループ兄弟会社である NTT Com系を含め、他社との相互接続や提携は行っていないので、自社ユーザ間のみ通話料が無料になる。

電力系

全国の大手電力会社は積極的に回線事業に参入しており、オプションサービスとして 050 IP電話を提供していることが多い。

東北電力は TOHKnet の名称で回線サービスを提供しており、トークIPフォンというサービス名で 050 IP電話サービスを提供している。電話番号は 050-7788-xxxx が払い出される。基盤としては楽天FUSION系を使っていると推測される。

東京電力傘下にあったパワードコムの電話事業はフュージョン・コミュニケーションズに移管したので、楽天FUSION系になっている。

中部電力は ctc、コミュファ光の名称で回線サービスを提供しており、0AB~J VoIPサービスであるコミュファ光電話のオプションサービスとして 050番号の付与を行っており、電話番号は 050-7770-xxxx ~ 050-7779-xxxx が払い出される。回線や企業としては KDDI との結びつきが強いが、基盤としては楽天FUSION系を使っていると推測される。(KDDI IP電話宛が有料のため)

関西電力は eo光の名称で回線サービスを提供しており、0AB~J VoIPサービスである eo光電話のオプションサービスとして 050番号の付与を行っている。また、スマホの専用アプリから使う形の電話サービスとして LaLa Call を提供している。電話番号は 050-7100-xxxx ~ 050-7134-xxxx が払い出される。独自基盤を構築していると推測するが、KDDI系、楽天系、電力他社と提携しており無料通話が可能な宛先が多い。

中国電力は MEGA EGG の名称で回線サービスを提供しており、0AB~J VoIPサービスである MEGA EGG光電話のオプションサービスとして 050番号の付与を行っており、電話番号は 050-8008-xxxx ~ 050-8203-xxxx などが払い出される(楽天FUSION と入れ子になっている)。番号体型から推測するに、基盤は楽天FUSION系を使っている。(他の電力会社は基盤は同じものの、番号帯はそれぞれで確保している場合が多いが、MEGA EGG の場合は楽天FUSION から割り当てられているような体系になっている)

四国電力は STNet の名称で回線サービスを提供しており、0AB~J VoIPサービスであるピカラ光電話のオプションサービスとして 050番号の付与を、フォーユーコールというサービス名で提供している。電話番号は 050-8800-xxxx ~ 050-8810-xxxx が払い出される。基盤としては楽天FUSION系を使っていると推測される。

九州電力は QTnet の名称で回線サービスを提供しており、0AB~J VoIPサービスである BBIQ光電話のオプションサービスとして 050番号の付与を行っている。電話番号は 050-6619-xxxx ~ 050-6622-xxxx が払い出される。基盤としては楽天FUSION系を使っていると推測される。

ブラステル

プリペイド式国際電話サービスを提供しているブラステルは、アプリを使った 050 IP電話サービス、My 050 を提供している。アプリの使用を前提としているが、SIPアカウントが払い出されるので、IP-PBX に IP直収可能。電話番号は 050-6860-xxxx ~ 050-6893-xxxx が払い出される。独自基盤を構築しており、自社ユーザ間以外に無料通話可能な先は無い。

サービス終了

かつて 050 IP電話サービスを提供していたが、他社への事業譲渡などを含め、現在はサービスを終了している事業者。

NTT MEは NTT東日本系の事業会社で、2002年12月にサービス開始、2016年3月31日で新規受付終了、2018年3月31日でサービス提供終了。XePhion、WAKWAK といった名称でサービスを提供していた。電話番号 050-2400-xxxx ~ 050-2408-xxxx050-5540-xxxx ~ 050-5569-xxxx を使用していた。(割当分は返却済み。050-2403-xxxx050-5540-xxxx ~ 050-5566-xxxx は NTT Com に移管。)

サービス終了時点でのユーザ数は法人1,600ユーザ、個人6,800ユーザ。大手企業ではキヤノンが問い合わせ窓口として、050-5559-00xx を使用していたがサービス終了に伴い、0570ナビダイヤルへ変更。

NTT PC Communications は楽天FUSION系の基盤を使用してサービス参入を模索していたが、一般にサービスを提供することはなかった(一部、試験サービスなどがあったかは不明)。電話番号は 050-8864-xxxx ~ 050-8866-xxxxx を使用する予定だった。(割当分は返却済み)

NTTネオメイトは NTT西日本系の事業会社でサービス参入を模索していたが、一般にサービスを提供することはなかった(一部、試験サービスなどはあったかは不明)。NTTグループ内のいとこ会社の NTT ME に移管した。電話番号は 050-2401-xxxx ~ 050-2408-xxxx を使用する予定だった。(割当分は NTT Me を経て一部は NTT Com に移管)

パワードコム(旧フュージョン、現楽天モバイル)は、2003年11月4日にサービス開始、2022年3月31日にサービス終了。POINT Phone、OEM先で POINT Phone Select といった名称でサービスを提供していた。

KMN(旧KDDメディアネット) は主に CATV局向けシステムを請け負う KDDI の子会社で、iTSCOM の iTSCOM PHONE かっとびトークといった名称でサービスを提供していた。電話番号は 050-2200-xxxx ~ 050-2201-xxxx を使用していた。(割当分は返却済み)

J:COM は 2005年6月にサービス開始、2020年12月31日でサービス終了。J:COM PHONE といった名称でサービスを提供していた。電話番号は 050-8880-xxxx ~ 050-8892-xxxx を使用していた。(割当分はアルテリア・ネットワークスに移管)

JCN は 2008年1月30日でサービス終了。JCNetフォンといった名称でサービスを提供していた。電話番号は 050-8080-xxxx を使用していた。(割当分は返却済み)

FUSION がかつて CATV各社に卸売し、ケーブルフォンといった名称でサービスを提供していた。各社でのサービスは 2016年ごろまでに終了。電話番号は 050-8002-xxxx050-8007-xxxxx050-8012-xxxx を使用していた。(現在は楽天モバイル)

2009年ころの割当状況

2009年ころの各社割当状況。

ソフトバンクBB。050-1000-xxxx ~ 050-1812-xxxx

ソフトバンクテレコム(旧日本テレコム)。050-2000-xxxx ~ 050-2036-xxxx

KMN。050-2200-xxxx ~ 050-2201-xxxx050-2525-xxxx050-5200-xxxx ~ 050-5209-xxxx050-6000-xxxx

NTTネオメイト。050-2400-xxxx ~ 050-2408-xxxx

KDDI。050-3000-xxxx ~ 050-3251-xxxx

NTTコミュニケーションズ。050-3300-xxxx ~ 050-3825-xxxx050-8600-xxxx ~ 050-8601-xxxx

関西マルチメディアサービス。050-3900-xxxx ~ 050-3901-xxxx

アイテック阪急阪神。050-5000-xxxx ~ 050-5009-xxxx

フュージョン・コミュニケーションズ。050-5500-xxxx ~ 050-5539-xxxx050-5800-xxxx ~ 050-5840-xxxx050-8000-xxxx ~ 050-8038-xxxx

NTT-ME。050-5530-xxxx ~ 050-5569-xxxx

QTnet。050-6619-xxxx ~ 050-6622-xxxx

ZIP Telecom。050-6860-xxxx ~ 050-6868-xxxx

ZTV。050-7000-xxxx ~ 050-7001-xxxx

ケイ・オプティコム(現オプテージ)。050-7100-xxxx ~ 050-7113-xxxx

フリービット。050-7300-xxxx ~ 050-7303-xxxx

NTTぷらら。050-7500-xxxx ~ 050-7625-xxxx

アルファーネットワーク。050-7700-xxxx。

ctc。050-7770-xxxx ~ 050-7775-xxxx

TOHKnet。050-7788-xxxx

エネルギア・コミュニケーションズ。050-8200-xxxx ~ 050-8212-xxxx

長野電算。050-8686-xxxx

STNet。050-8800-xxxx ~ 050-8808-xxxx

NTT PCコミュニケーションズ。050-8864-xxxx ~ 050-8868-xxxx

UCOM。050-8880-xxxx ~ 050-8886-xxxx

ドコモ。050-9000-xxxx ~ 050-9015-xxxx


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